2010年05月29日
ビット時代とどうつきあうか?
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「iPad。本日発売」とアップルからメールが来た。銀座のアップルス
トアでは1200人が並んだそうだが、iPadについては前回少し話したので、
今回は僕たちを取り巻くビット社会について考えてみたい。
ビット社会というのは、簡単に言うとインターネットやメールで繋がっ ている社会のことであるが、僕たちは知らず知らずのうちに、身体の在る 空間から仮想空間に大きく生活の場を移している。「そんなことないよ、 衣食住は自分の体が中心じゃないか」と言われる方もおられようが、ユニ クロのHPで特価品を調べたり、食べログでランチの店を探したり、阪急 電車の時刻表でお出かけ時間を決めている人も多いはずだ。それに、携帯 メールは、今やすべての老若男女のコミュニメーションツールとなってい る。公共料金の支払だって、コンビニやクレジットで決済できるのはビッ ト社会のおかげなのである。 しかしながら、ビット社会を賞賛ばかりしていられない事件が起こった。 仮想空間取引のマルチ商法事件である。仮想空間のなかに銀座や中之島と 言った都心の一等地を再現し、その土地が値上がりすると言ってビジネス キットや仮想の土地を売りつけたらしい。被害者には80歳くらいのおば あちゃんもいたが、なぜ仮想空間の意味もわからないような人がお金を出 したのか?少し考えてみれば、無限に創ることができる仮想の土地が、莫 大な価値を生み出すはずがないことに気づくはずなのに。 結局、マルチ商法って言うのは、お金を儲けたいという人間の欲望を肥 大化させることで成り立つ犯罪なのだ。その口実は、綺麗になるでも、仮 想空間が素晴らしいなど、なんでもいい。物事の真実を見つめるよりも儲 かる自分の未来に酔えれば、人はお金を出してしまうのだ。でもこれは他 人事じゃない。ネット広告を見てモノを買いに走る僕たちも、その罠には まっているのじゃないのか? 現在のネット社会では、ブログやらツイッターで情報が爆発的に拡大す る。新聞やテレビなら裏をとることで発言に責任を持つが、ネット上の匿 名の井戸端会議では、有ること無いことを言いたい放題である。だから、 ビット社会の方がこうしたマルチ商法や詐欺事件が拡大しやすい。子供の 時からきちんとしたメディアリテラシーを教育することで、より良いビッ ト社会を創るというのも、インフラ整備をしてきた政府の重要な仕事であ る。文科省、総務省、国交省などが縦割り行政を超えて進まなければ、日 本はビット社会後進国になってしまうだろう。 |
投稿者 Rollin' : 2010年05月29日 19:58 | トラックバック