2009年10月25日
バッファローズの遺伝子
思えば、球界を牛耳っている某球団オーナーのエゴから始まった1リーグ構想。その荒波に呑み込まれた近鉄バッファローズは消え去り、オリックスと新たに参入した楽天に選手は二分された。バッファローズファンであった僕は、岩隈、藤井、磯部といったメンバーが移籍した一年目の楽天を応援することにしたが、結果は38勝97敗1分。記録的敗北で田尾監督は電撃解任。それでも楽天は黒字。こんな会社(社長)に野球文化がわかるのかと怒りのあまりファンクラブも辞め、その後は距離をとって応援していた。
監督が野村に代わって4年目の今年、最下位定位置チームが大躍進した。西武、ソフトバンクなどの強豪チームを押さえての2位は立派なモノである。しかしながら、シーズン途中から監督の後任問題が噴出。ファンの願いなどお構いなく、クライマックスシリーズに入る前にフロントは監督解任を決定した。経営に人情は必要ないのかもしれないが、企業って人のためにあるのじゃないの?
そんな最悪の状況の中でも、地元仙台ではファンの声援を受けてソフトバンクに二連勝。北海道にはその勢いのまま乗り込んだはずだった。だが、初戦の9回裏、8-5で楽天リードの場面、勝利の女神はいたずらをした。サヨナラ逆転満塁ホームラン。知将野村にとっても、経験したことのないショックだったろう。その後マー君が一矢報いたものの、結局、シリーズの流れはこのホームランで決まってしまった。
苦労した元近鉄の選手達にとっては本当に辛い結果だと思うが、この苦い経験は必ず力となる。楽天というチームもようやくトップに手が届くところまできた。今年は無理だったけれど、来年がある。今回の日本シリーズは、元猛牛戦士の梨田にセ・リーグチームを撃破してもらおうじゃないか。
試合後、敗軍の将・野村監督が楽天と日本ハムの選手によって胴上げされた。グランドでお互いの健闘をたたえ合った両チームの選手達のハートは熱いぞ。
パ・リーグよ永遠なれ。
そして、バッファローズよ永遠なれ!
投稿者 Rollin' : 2009年10月25日 11:01 | トラックバック